生体色素とビタミンに関する研究(第1報) : 甘藷中のCarotenoid Pigmentsについて
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概要
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甘藷(隼人)根塊中のcarotenoid pigmentsをparttion-及びcolumn-chromatographyにより分別し, それらの吸収スペクトル分析によつて各色素の確認を試み次の結果を得た.1,甘藷中の色素成分としてα-carotene, β-carotene, neo-β-carotene, lutein及びflavoxanthinを認めた.この中, neo-β-caroteneはall trans β-caroteneより分別操作中に異性化して生成したものであり, flavoxanthinについては常成分として存在するか否かは今後の検討を要する.2.主要な色素成分はβ-caroteneであり, 次いでα-carotene, xanthophylls(主にlutein)は量的には少ない.3.その他に性状不明の7種類の色素帯を認めた.(1955年9月15日)
- 鹿児島大学の論文
- 1955-11-30
著者
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