甘藷ステロールの定量法について
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概要
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WALL&KELLEYの方法に基く甘藷根塊中のステロール定量法について述べた.1.ステロールの抽出は, 生甘藷ではアセトン及び石油エーテルで行い, 石油エーテルえのステロールの転溶には, 水を加えてアセトン濃度を50〜60%とする.風乾物からの抽出は石油エーテルを用い, ソックスレー抽出器で行う.2.結合ステロールはKOH-EtOHで鹸化し, 石油エーテルえの転溶はアルコール濃度を50%にすると約95%が移行し, 更に石油エーテルでアルコール層を2回洗滌すると, 完全である.3.ステロールはヂギトニドとして沈澱させ, 石油エーテルで洗滌して, カロチンやリピッドを除く.4.Liebermaun-Burchard反応に基き発色後, 650mμで測定5.甘藷全ステロールは, 発色後640〜680mμに, 遊離ステロールは620〜680mμに極大を有する青藍色を呈する.6.回収率は, 平均99.3%
- 鹿児島大学の論文
- 1961-11-25
著者
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