甘藷のPhenolaseに関する研究 : (第1報)Phenolaseの單離実験
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概要
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(1)新鮮な甘藷根塊の汁液より硫安による分別沈澱法とaluminaによる吸着次いでNa_2HPO_4による溶出分別法を併用して379units/mg.の高活度を有するphenolaseを分離した。(2)このphenolase中にはなお微量のperoxidaseが混在することを吸収スペクトル測定によつて知り得た。(3)分離精製段階におけるfractionsについて吸収スペクトルを測定した結果として精製が進むにつれてphenolic substancesに基因する吸収極大が漸減し, 蛋白に基因する吸収極大が漸増する事実を認めた。(4)phenolase液中の酵素量をspectrophotometric methodによつて簡便に知るために必要なconversion factor 1.30を求め得た。
- 鹿児島大学の論文
- 1953-12-25
著者
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