社会不安傾向の違いが顔刺激による視覚的検出促進に与える影響(マルチモーダル情報処理とインタフェース&応用システム及び一般)
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概要
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情動的な情報に対して注意が偏る傾向があることが知られているが,そのダイナミクスに関してはまだ明らかになっていない部分が多い.本研究では,情動刺激に対して向けられる注意の時間的性質を明らかにするために,表情のある顔写真を先行手がかりとしたプローブ検出課題を行った.その結果,社会的不安が高い被験者群では喜び顔や真顔に対して向けられた注意は400ms程度しか顔の呈示位置に停留しなかったのに対して,怒り顔に対してはそれが600ms程度まで持続するという結果が待られた.このような結果のパタンは社会不安が低い被験者群では見られなかった.本研究の結果は人間の不安水準と注意過程の関係のうち,これまで量的には明らかにされていなかった情動刺激による注意解放の遅れに新しい知見を与える.
- 2006-10-19
著者
-
近江 政雄
金沢工業大学情報フロンティア学部
-
松本 圭
金沢工業大学
-
近江 政雄
金沢工業大学感動デザイン工学研究所
-
沢田 晴彦
石川県知的クラスター創成事業:金沢工業大学感動デザイン工学研究所
-
伊丸岡 俊秀
金沢工業大学
-
松本 圭
金沢工業大学心理科学研究所
-
伊丸岡 俊秀
金沢工業大学感動デザイン工学研究所
-
塩谷 亨
金沢工業大学心理科学研究所
-
沢田 晴彦
金沢工業大学人間情報システム研究所
-
近江 政雄
金沢工業大学システム設計工学専攻
-
近江 政雄
金沢工業大学
-
塩谷 亨
金沢工業大学
-
近江 政雄
金沢工業大学情報学部
-
近江 政雄
金沢工業大学晴報学部
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