把持開閉運動の効率の脳活動への影響(マルチモーダル情報処理とインタフェース&応用システム及び一般)
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概要
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本研究の目的は、右利き度50%以上の6名の健常成人男性を対象として、把持開閉運動をした際の脳の前頭部のoxyHB量の変化を光トポグラフィ装置を用いて測定し、利き手と非利き手での作業効率が脳活動にどう影響を与えるのかを検討することであった。実験は、A4用紙の中央部に描かれた半径7cmの円図形をハサミを用いて切り抜いていくという作業であった。閉瞼の安静20s、作業課題20s、閉瞼安静20sを1セットとしたパラダイムを各被験者に対して利き手及び非利き手各5セットを行なってもらった。今回の実験では、作業課題区間に国際式10-20法で前頭部領域(20%-30%)とされている範囲で有意なoxyHB量の上昇が生じた。これは、リンゴ皮剥きに伴う前頭前野の活性化部位と酷似してた結果であった。把持開閉運動に伴う指の運動が前頭部のoxyHB量の上昇を促すと言える。
- 2006-10-19
著者
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