運動視差からの絶対距離の知覚における透視射影情報の効果
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概要
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透視射影の効果が無視できない程度の大きさの視野では, 頭部の水平運動に伴う運動視差において垂直方向の成分が顕著に現れてくる.原理的にはこの垂直視差から注視点までの絶対距離を求めることが可能である.本研究では, 運動視差からの奥行き知覚において, 垂直視差からもたらされる絶対距離情報が水平視差のスケーリングに及ぼす効果について検討し, 透視射影変換における不変量が利用できる場合には十分なスケーリングの効果があることが示された.この結果は両眼立体視に関する実験結果にほぼ対応しており、垂直視差の処理に関する共通のメカニズムの存在を示している.
- 社団法人電子情報通信学会の論文
- 1998-06-18
著者
-
朝倉 暢彦
京都大学大学院情報学研究科
-
近江 政雄
金沢工業大学情報フロンティア学部
-
朝倉 暢彦
金沢工業大学 人間情報システム研究所
-
近江 政雄
金沢工業大学感動デザイン工学研究所
-
朝倉 暢彦
金沢工業大学人間情報システム研究所
-
近江 政雄
金沢工業大学システム設計工学専攻
-
近江 政雄
金沢工業大学
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