高校生の食習慣と小学生時代からの食習慣の変化
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概要
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本研究の目的は,男女差に焦点を当て,高校生の現在の食習慣の特徴を明らかにすること,小学生時代からの食習慣の変化を明らかにすること,および食習慣と体型との関係を検討することである.3校の高等学校に在籍する1〜3年生576名に対し,26項目から成る食習慣の質問紙調査を行った.因子分析を行い,食習慣の構造を把握した後,食習慣の男女差を項目毎および因子毎に比較した.また,小学生時代・中学生時代の食習慣を振り返り,現在の食習慣と比較することで,食習慣の変化を分析した.その結果,食習慣の因子として,「第1因子:高脂肪・糖分・塩分・だらだら食い」「第2因子:不規則な食事」「第3因子:孤食・外食・コンビニ弁当」「第4因子:過食・早食い」「第5因子:好き嫌い」が得られた.また,男子の方が女子より第3因子が有意に高く,女子は男子より第5因子と「食べ過ぎをする」「ダイエットをする」の2項目が有意に高かった.男女共に,第2因子と第3因子は,学年が進むにつれて増加し,第5因子は学年が進むにつれて減少していた.男子では,第1因子と第4因子は,小学生時代からの変化が少なかった.女子では,第1因子は,中学生時代からの変化が少なかったが,第4因子は,学年が進むにつれて増加していた.男子ではBody Mass Indexと第4因子は有意な正の相関がみられたが,女子ではみられなかった.以上より,小学生から高校生までの年齢と男女差を加味した食教育への示唆が導かれた.
著者
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荒木 暁子
千葉大学看護学部
-
中村 伸枝
千葉大学看護学部
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小川 純子
千葉大学看護学部
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遠藤 数江
千葉大学看護学部
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村上 寛子
千葉大学看護学部
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武田 淳子
宮城大学看護学部
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小川 純子
東京医科歯科大学 大学院保健衛生学研究科
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遠藤 数江
国立看護大学校
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