造血幹細胞に関する研究(II) : 各種血液疾患におけるCFUの変動
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概要
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ヒト骨髄におけるコロニー形成法の発達により顆粒球系幹細胞(CFU-C)および赤芽球系幹細胞(CFU-E, BFU-E)の培養法が確立されているが,われわれは今回,各種血液疾患にこれらの方法を応用し,病態を解明する手段となりうるかどうか検討したところ興味深い結果が得られた。すなわち,再生不良性貧血および急性白血病ではコロニー形成は非常に悪いが,慢性骨髄性白血病ではコロニー形成が高まり,刺激因子の添加がなくともコロニーは形成されること,さらに急性転化するとコロニー形成が低下することなど,コロニー形成細胞数が幹細胞の変動を反映する可能性を示した。したがって,コロニー形成法は造血幹細胞の異常あるいは異常細胞の増殖による正常コロニーの増減などを知ることが可能で,疾患の診断あるいはその経過観察するのに有用な情報を提供しうることを明らかにした。
- 北里大学の論文
- 1982-06-30
著者
-
船渡 忠男
北里大学病理
-
平沢 康
臨床病理
-
大谷 英樹
北里大学医学部臨床病理学
-
永岡 隆
北里大学医学部・内科学
-
林 正俊
北里大学医学部・内科学
-
林 正俊
北里大学 臨床病理
-
斎藤 正行
北里大学医学部・臨床病理学
-
阿部 由起子
北里大学医学部小児科学教室
-
斉藤 正行
臨床病理
-
斎藤 正行
北里大学 臨床病理
-
斎藤 正行
北里大学
-
小出 朝男
北里大学医学部・臨床病理学
-
平沢 康
北里大学医学部・臨床病理学
-
久藤 文雄
北里大学医学部・内科学
-
徳弘 英生
北里大学医学部・内科学
-
押川 朋子
北里大学病院・臨床検査部
-
久藤 文雄
内科
-
林 正俊
北里大学大学院医学研究科・内科学
-
永岡 隆
北里大学病院・内科
-
小出 朝男
Smiブリストル
-
阿部 由起子
北里大学医学部・小児科学
-
押川 朋子
北里大学 臨床病理
-
大谷 英樹
北里大学医学部臨床病理
-
斎藤 正行
北里大学医学部
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