PZT強誘電体極性反転放出電子によるアントラセン励起発光

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概要

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PZT強誘電体の分極反転法による放出電子によるアントラセンの励起発光の観測実験を、2.5mmと1.0mm厚PZT素子を用いて行っている。PZTは平板型とくし型電極でサンドイッチ状に挟んで、くし電極のある面に半導電性であるC-Au-S膜を約1nmの膜厚にコーティングして、電子線源素子を作成した。発光材料のアントラセンは、くし型電極上のC-S-Au膜上に重ねてコーティングした。インパルス電圧印加によって、くし電極面側で発光が観測されたが、アントラセンの電子線励起発光であるのか、コロナ放電に伴う沿面放電であるのか、その違いを確認中である。さらに、半導電性C-S-Au膜の各原子の組成比や膜厚、櫛電極の形状、極性反転用インパルス電圧波形の最適化を試みている。
2006-01-20

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