10μmφポリスチレン微小球配列中の670nmレーザー光伝搬特性
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概要
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直径10μmのポリスチレン微小球を直線状または曲線状に配列して, 波長670nmのレーザー光の伝搬特性を測定した。配列中の1方の端に光ファイバーを経由したレーザー光を入射し、他端にフォトマルに接続したファイバープローブを置き、検出光をフォトマルの出力電圧として測定した。ポリステレン微小球を直線状に1個から12個まで配列した時、それを伝搬した光量は700mVから数10mVに減衰した。しかし、ポリステレン微小球なしに光ファイバープローブを光源から同じ距離移動して測定した光出力はポリスチレン球がある場合よりも顕著に少なく、ポリスチレン球6個に相当する60μmの距離のところでほぼ0mVとなった。曲線状にポリスチレン球を配列した時もレーザー光が直線とほぼ同様に伝送されることが観測された。これらの結果から、微小球配列による三次元に交差した光伝送路作製の可能性が確認された。
- 社団法人電子情報通信学会の論文
- 2000-01-21
著者
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