レジスタ分散・共有アーキテクチャを対象としたフロアプラン指向高位合成手法(VLSIの設計/検証/テスト及び一般(デザインガイア))
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概要
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近年のLSI設計プロセスの微細化に伴い, 配線による遅延の割合がゲート遅延に対し相対的に増加してきおり, 高位合成の段階においてもフロアプランを考慮する必要がある.レジスタ分散型アーキテクチャを用いると, レジスタ間データ転送を利用することにより配線遅延が回路の性能に与える影響を削除することが可能であるが, レジスタ数が増大し面積増加を招いてしまうという問題点が生じる.本稿では, レジスタ分散型とレジスタ共有型を併用するレジスタ分散・共有型を対象とし, (1)スケジューリング, (2)レジスタアロケーション, (3)レジスタバインディング, (4)モジュール配置の工程を繰り返し(4)から得られたフロアプラン情報をフィードバックすることにより, 解を収束させる高位合成手法を提案する.この手法はレジスタ分散型アーキテクチャと同等の回路の性能を維持しながら面積を削減することが可能となる.また, 計算機実験によって, 提案手法の有効性を示す.
- 社団法人電子情報通信学会の論文
- 2005-11-24
著者
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