乳牛乳腺サイトゾルに局在する21-kDaプロティンキナーゼC基質タンパク質は平滑筋ミオシン軽鎖MLC20に類似している(生化学)
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概要
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乳牛の乳腺には多種類のプロティンキナーゼC(PKC)基質が検出されるが,その中の21-kDaタンパク質は,その分子量,サイトゾルヘの局在より,平滑筋ミオシン軽鎖MLC20に似ている.21-kDaタンパク質がMLC20なのかどうか調べた.乳腺サイトゾルを含むリン酸化反応液に,精製した牛子宮MLC20を添加したところ,21-kDaタンパク質とMLC20が共にPKCによってリン酸化され,オートラジオグラフィの結果,2つのバンドが重複されたことが明らかとなった.2つのタンパク質の重複されたリン酸化バンドはメリチン,スフィンゴシンによって阻害された.それらの阻害は過剰量のホスファテジルセリンにより解除されたが,ジアシルグリセロール,カルシウム,カルモジュリンによっては回復されなかった.21-kDaタンパク質は平滑筋ミオシンのMLC20に極めて類似していることが示唆された.
- 2005-01-25
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