形態学連想記憶の想起率について
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概要
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形態学的連想記憶は通常の神経回路網の積和演算を「最大」或いは「最小」という演算で置き換えたものである。Ritterは形態学的な記憶配列MとWの性質をうまく使って、M及びWを続けて通すことにより、連想記憶を実現している。この論文では形態学的な連想記憶の想起率を与える式を提示している。想起率は記憶パターンと連想記憶を構成する際に採用した核に依存してきまる。この式の誘導の根拠を示し、実験と一致することを示す。さらにRitterの想起過程と双対な想起過程の想起率も同様に導くことができることを示す。想起率は記憶パターンとその中から抽出する核の形に依存する。記憶パターンが5枚の場合、各パターンの各が2ビットから構成されている場合が最も想起率が高かった。ノイズのビット数が一定の場合にはパターンのビット数が大きくなるほど想起率が大きくなることなどを明らかにした。
- 社団法人電子情報通信学会の論文
- 2005-12-09
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