離散凸包の作成法について(画像信号処理及び一般)
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概要
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ここでは2次元離散凸包を描く糸巻き法と言う新しいアルゴリズムを提案している。2次元の離散平面に置かれた母点の中で最も上の位置にある母点を始点とする。そこから水平に線をひき画面の端の点を決める。始点と端点との間を始点側から線を引きながら線上に母点がないか調べる。なければ端点を1画素下げ始点と端点の間を更に調べる。線上に母点がくればその位置は凸包の一つの頂点となる。この頂点を始点として同様のことを行う。時計回りに1回転すれば凸包が出来上がる。線の描き方はレゼンハムの方法を使う。この方法は画面をほぼ2回ほど走査している形になり、計算時間は母点数に依存しない。アナログ型の方法で代表的な逐次添加法を離散座標に変えた方法と糸巻き法を比較した。逐次添加法は母点数Nの平方根に比例する計算量となる。
- 社団法人電子情報通信学会の論文
- 2003-04-11
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