母点を一つずつ追加することにより効率良く2次元離散ボロノイ図を作成する方法
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概要
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母点を一つずつ追加することにより,離散平面上に効率良く2次元離散ボロノイ図を作成する方法を提案する.この方法は,追加する母点の領域が凸領域であることを利用し,追加領域の周辺部分だけを探索対象とすることで,ボロノイ領域の探索範囲を面から線に減らして効率的に領域を作成する.更に離散ボロノイ図では,離散平面上の1点(画素と呼ぶ)の位置からその点が所属している母点が直接的にわかるため,距離を比較する母点を検索する必要がなく,より高速に離散ボロノイ図を作成可能となる.離散ボロノイ図の作成法として知られる波面法は,母点が一様に分布する場合,離散平面の大きさをSとすると母点数によらずほぼ一定の時間で離散ボロノイ図を作成することができる.本論文で提案する方法は,同じ条件で母点数Nに対してS 1og Nに比例する作成時間であるが,同じ性能の計算機を用いて実際に離散ボロノイ図を作成した場合,波面法よりも高速に離散ボロノイ図を作成することが可能であり,更に波面法において必要である順序表が不要という利点もある.本論文では,離散ボロノイ図を作成するための提案手法のアルゴリズムを与え,処理時間について考察し,その性能を計算機シミュレーションによって検証した.
- 社団法人電子情報通信学会の論文
- 2002-05-01
著者
-
村島 定行
鹿児島大学工学部情報工学科
-
中村 博文
都城工業高等専門学校電気工学科
-
森 邦彦
鹿児島大学大学院理工学研究料
-
渕田 孝康
鹿児島大学工学部情報工学科
-
中村 博文
都城工業高等専門学校一般科目
-
中村 博文
都城工業高等専門学校電気工学科/電子計算機センター/一般科目理科
-
森 邦彦
鹿児島大学工学部
-
森 邦彦
鹿児島大学
-
中村 博文
都城工業高等専門学校 一般科目
-
渕田 孝康
鹿児島大学工学部 情報工学科
-
森 邦彦
鹿児島大学工学部情報工学科
-
中村 博文
都城工業高等専門学校
-
中村 博文
千里金蘭大学共通教育機構
-
村島 定行
鹿児島大学
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