遺伝的アルゴリズムと反復処理を用いた劣化画像の回復
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概要
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劣化画像は原画像とその系の点像分布関数とのコンボリューションで与えられる.点像分布関数を何らかの方法で知ることができれば, 劣化画像をもとの画像に復元することは可能であるが一般にこの点像分布関数は未知である.最適解を求める手段として, 生物の遺伝と進化をモデルにした遺伝的アルゴリズムがあり, これは多点探索である, 局所解にとらわれない, 並列処理に向いているなどの特徴をもつ.劣化画像の回復問題が与えられた条件を満たす最適解を求める問題であると考えることができれば, この問題に遺伝的アルゴリズムを適用することができる.本論文では, コンボリューション像を形成する原画像, 点像分布関数が未知の場合について, 得られている劣化画像をもとに遺伝的アルゴリズムと反復処理を用いてもとの画像と点像分布関数を推定する方法を提案する.更にいくつかの実験を行い, その有効性を確認した.
- 社団法人電子情報通信学会の論文
- 1998-09-25
著者
-
村島 定行
鹿児島大学工学部情報工学科
-
森 邦彦
鹿児島大学大学院理工学研究料
-
渕田 孝康
鹿児島大学工学部情報工学科
-
森 邦彦
鹿児島大学工学部
-
森 邦彦
鹿児島大学
-
倉田 俊一
鹿児島大学工学部情報工学科
-
渕田 孝康
鹿児島大学工学部 情報工学科
-
村島 定行
鹿児島大学
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