ITSにおける視覚の利用法
スポンサーリンク
概要
- 論文の詳細を見る
近年、渋滞緩和や交通事故の低減などを目指したITS(Intelligent Transport Systems:高度道路交通システム)の研究・開発が盛んに行われている。安全運転を支援するためには、周囲の状況を把握するための情報入力手段が重要であるが、その中でもカメラからの画像は人間の視覚に対応した情報が得られるため、非常に有効な入力手段と言える。半導体技術の進歩やPCの普及に伴い、画像認識手段が安価に入手できる環境も整ってきており、今後、ITSの分野に盛んに利用されることが予想される。ITSへの画像の応用場面としては、道路に固定されたカメラを使うインフラ系の応用と、車載カメラを使う車載系の応用とがある。本稿では、車載系の応用、特に、安全性の向上に最も重要と考えられる前方監視への応用の中から、ステレオ視による前方障害物検出法及び多数の部分領域の追跡による割り込み車両検出法を紹介する。
- 一般社団法人情報処理学会の論文
- 2003-01-16
著者
-
中井 宏章
株式会社東芝研究開発センター
-
小野口 一則
株式会社東芝研究開発センター
-
武田 信之
株式会社東芝関西研究所
-
武田 信之
株式会社東芝研究開発センター
-
中井 宏章
(株)東芝研究開発センター
-
仲野 剛
株式会社東芝研究開発センター
関連論文
- 画像認識プロセッサViscontiと,その安心・安全への適用事例(安心・安全のためのCV)
- 画像認識プロセッサ Visconti と, その安心・安全への適用事例
- 動画像処理による呼吸モニタリングシステム(次世代医用画像技術論文特集)
- 動画像処理による呼吸モニタリングシステム(第1報)
- 画像認識LSI「Visconti」による車載画像認識技術 (まるまる!自動車に使う画像処理)
- 画像認識LSI「Visconti」による車載画像認識技術 (特集1 車載カメラと認識支援技術)
- 画像認識プロセッサViscontiと、その安心・安全への適用事例(テーマ関連/オーガナイズドセッション2)
- 画像認識技術の車載応用
- 東芝のビーチバレーボールロボット : 人と共存するロボットを目指して (ロボット工学の新しい展開を探る特集号)
- 車載画像認識技術--ステレオ画像の平面投影による移動障害物位置検出
- ステレオ画像の平面投影による移動障害物位置検出(動画像処理論文特集)
- 主成分分析を用いた移動物体認識法の検討
- 消失点推定残差法を用いた移動観測系からの移動体検出
- 平面投影ステレオ法を用いた道路領域抽出
- 平面投影ステレオを用いた道路領域抽出
- 3次元視覚情報処理による環境モデル作成の研究 : ステレオデータ補間法の検討
- 3次元視覚情報処理による環境モデル作成の研究 : システム構成の検討
- 焦点変動画像系列からの領域分割
- 基本図形検出を用いた移動ロボット教示システムの試作
- 自動プレゼンテーションシステム(3) : プレゼンテーションの実行
- 自動プレゼンテーションシステム(1) : プレゼンテーションシステムの概要
- 3段階連続処理モジュールによる運動物体の検出
- 1.危険を察知する車載画像処理技術(安全と安心のための画像処理技術)
- 明るさの連続的変化と不連続的変化が共存する画像の認識に適した二値化方式(テーマセッション,センシング技術とその応用)
- 明るさの連続的変化と不連続的変化が共存する画像の認識に適した二値化方式(テーマセッション,センシング技術とその応用)
- ITSにおける視覚の利用法
- 交通監視システムの開発 : 正規化相関に基づく車両追跡
- レスキューロボット機器研究会 探索グループ報告 : レスキュー活動における生存者探索技術
- 群化マルチエージェント構成による移動ロボット制御
- 移動視覚のための多重情報地図
- 事後確率を用いた移動物体検出手法
- 自律移動車を用いた環境理解の研究 : 色情報を用いた目標物追跡