MPEG映像からのテロップ領域検出法

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概要

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近年、テレビ等の映像の高度なインデキシング法として、映像中に現れるテロップに着目する方法が提案されている([1,2]等)。従来の方法では、符号化されていないフレーム画像を対象にして、明度分布やエッジ強度等、テロップ領域と背景部分との画像特徴量の違いを判別することによって、テロップ領域を検出している。一方、最近、放送のデジタル化やMPEG符号化ハードウェアの低価格化につれ、MPEGによって符号化された映像が増加しつつある。このようなMPEG映像に対し従来の方法を用いようとすると、MPEG映像をいったんフレーム画像に復号化しなければならず、処理コストが高くなる。そこで、本稿では、MPEGのマクロプロックタイプに注目し、MPEG映像をフレーム画像まで復号化することなくテロップ領域を検出する新しい方法を提案し、実験によって効果を確認する。
社団法人電子情報通信学会の論文
1996-09-18

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