文脈情報に基づくCD-ROM事典のナビゲーション

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概要

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ハイパーテキストを特徴付ける要因として各ノード間を結ぶリンクの数が挙げられる。リングの数が多いときにはユーザに多くの選択肢が提供されることになり、ユーザの多様な文脈に応じることができ、高い柔軟性を有しているということができる。反面、適切なノードを選択するための負荷が大きくなるために直往性の低下が生じる。同様にリンクの数が少ないハイパーテキストは直往性に優れるが柔軟性に乏しいといえる。本研究では、個々のノードが多くのリンクをもった柔軟性の高いハイパーテキストの直往性を高めるために、ユーザがそれまでに通ってきたノードの内容によって文脈を捉え、文脈に応じて次に進むノードの候補に優先順位を付ける手法を提案し、システムを試作した。具体的な対象としてはハイパーテキストかした場合最も柔軟性を要求されるものの一つと考えられるCD-ROM事典を用いている。本稿では本手法の有効性を確認するための実験計画についても述べる。
一般社団法人電子情報通信学会の論文
1996-01-19

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