正準相関分析法を音素代表ベクトルに適用した教師なし話者正規化

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概要

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従来の不特定話者HMMは、観測空間上で個々の話者空間の存在を無視して作成されているため、出力確率の分布が広がり、認識率が低下するという問題が生じていた。この問題に対して本研究では、各話者ごとに話者空間を設定し、観測正準相関分析法を用いて基準話者と入力話者を対応づけることにより、HMMの出力確率分布の広がりを押さえている。また、教師あり話者正規化においては、入力話者は基準話者と同じ発話を話さなければならないという問題がある。この問題に対して本研究では、Viterbeアルゴリズムにより各話者の発話を音素ごとにセグメンテーションし、各話者の音素毎に代表ベクトルを求め、この代表ベクトルの対応付けを話者間で行う教師なし話者正規化法を提案している。
社団法人電子情報通信学会の論文
1997-12-11

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