IE2000-32 / PRMU2000-57 / MVE2000-61 映像の時空間分割とネットワーク表現による動物体抽出システムの検討
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概要
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本稿では動物体が時空間上に持つ連続性に着目した新しい動物体抽出法を提案する。ここでは、従来の動物体の抽出法では解決が困難とされている次の三点の問題、(1)オブジェクトのモデルを持たずに、動きのまとまりとして一貫性のある物体を抽出すること、(2)実用的な計算量であること、(3)動物体の重なりによって生じる隠蔽を検出し、その状況下でも頑健に追跡・抽出すること、の解決を目標としている。本方式は、まずヒストグラム特徴を累積しつつビンクラスタリングのモデルを動的に更新することで入力画像に適応した等色線情報を抽出する。次に、その等色線によって分割される時空間的に連続した各領域を、動きベクトルをキーとして統合することにより、動物体を抽出・追跡しようとするものである。
- 社団法人電子情報通信学会の論文
- 2000-07-07
著者
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