部分空間法と自己組織型ネットワークを用いた複数顔領域の切り出し
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概要
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本論文では、顔の大きさや存在場所に制約を課することなく、入力した人物の集合写真から髪型や眼鏡、ひげの有無に関係なく、複数の顔領域を精度良く切り出すことを目的として、部分空間法と自己組織型ネットワークを用いて顔領域を切り出す手法を提案している。部分空間法で顔領域を切り出す場合に、顔の存在場所と大きさに関係しないで精度良く切り出すためには、次のような工夫を行なっている。(1)画像をピラミッド化して解像度を多重化しておく。これにより、大きな顔も小さな顔もただ一つの部分空間で切り出すことができる。(2)切り出しの精度を上げるために顔データと顔でないデータの両方を学習させる。(3)自己組織型ネットワークにより、目・鼻・口といった局所的特徴を認識することで顔領域を確定する。
- 1995-01-19
著者
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