生命個体数のマクロ的世代変動におけるカオス現象とそのフラクタル的情報構造
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概要
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ある架空の理想的生物種(人工生命)における個体数のマクロ的世代変動を論ずるために、ロジスティック写像による離散力学系を仮定した。系の振る舞いを決定するコントロール・パラメタaがある値以上のときに発現するカオス領域において、そのフラクタル次元D及びそのフラクタル情報量規準FICを測定した。フラクタル次元の算出には、変動累積法及び6点評価法を採用した。a=3.83〜3.85の近傍を除き、Dはaの3次曲線でよく近似でき、少し工夫をすれば観測されたDからある程度aを逆推定できる。
- 1998-03-12
著者
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