離散時系列における局所的フラクタル次元のスライド式計測法とその応用
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概要
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短期の離散時系列を処理ユニット内に取り込み、変動パターンの「クセ」を特徴づけることを考える。そのためのインデックスとして、局所的フラクタル次元(Local Fractal Dimension; LFD)を提案する。観測物理量の長期時系列上にユニットを置き順次スライドさせることにより、局所的フラクタル次元の時系列的変化を調べる。また、ユニット内におけるフラクタル性の度合いを示すインデックスとして、局所的寄与率(Local Contribution Ratio; LCR)も提案した。応用例として雪崩多発地帯における気象変動を取り上げ、当該物理量に関わるLFD及びLCRの変化を調べた。その結果、気象変動を雪塊または積雪に印加する「雪崩発生トリガー」と考えた場合、事後予知の立場からいくつかの特徴的性質を見出した。
- 社団法人電子情報通信学会の論文
- 2003-07-07
著者
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