離散力学系軌道を利用した落下シミュレーションの現象解析
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概要
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ロジススティック写像及びテント写像から生成されるカオス的な離散力学系軌道を用い、質量が微小かつ有限の面積を持つ紙片のような物体に対して、落下シミュレーションを行った。すなわち、両写像においてコントロール・パラメータもしくは初期値を種々変化させて現象解析を行った。その結果、ロジスティック写像から生成される離散力学系軌道を利用した落下ゆらぎは、テント写像のそれを利用した場合より大きいことが分った。この違いの原因は、両写像から生成されるカオス的な軌道の生成メカニズム及び各座標値の頻度分布に起因していることが推定される。
- 社団法人電子情報通信学会の論文
- 2003-03-11
著者
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