動的テキスチャの時空間周波数に対するfilling-in発生時間の検討

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概要

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Filling-inは代表的な錯視現象として知られており、その発生メカニズムを理解することは、視覚系での情報処理機構の解明につながると考えられる。本研究では,視野周辺部で起こるfilling-inに関し、filling-inを起こす対象とその周囲のテキスチャの時空間周波数特性が,filling-in発生に与える影響に着目した。そこで、まず、空間周波数を帯域制限した静止テキスチャを用いた実験により、静止テキスチャとfilling-in対象の弁別の容易さの空間周波数特性を測定した。次に、時空間周波数を帯域制限した動的テキスチャを用いた実験により、fillinがn発生時間の時空間周波数特性を測定した。これらの結果をすでに提案されているfilling-in発生プロセスに関する仮説に従い、filling-inの起こしやすさの時空間周波数特性を推定した。その結果、視知覚の強い動的テクスチャほど、filling-inを誘発しやすいことが示された。
2003-03-10

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