別名情報による段階的詳細化に基づいた等価式発見
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概要
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同じ値を生成する式(等値式と呼ぶ)の発見は, 多くのコード最適化にとって重要である. どれだけ多くの等値式を発見できるかは, 後のコード最適化の効果を左右するので, 精密な解析が求められが, 大きなコストがかかるという問題があった. 本研究では, 別名情報を用いて, 効果的にかつ効率的に, 同じ値を生成する式を発見する手法を提案する. 本手法は, 依存グラフ上で, ハッシュ表を用いて等値式を高速に発見することが可能であり, 従来, 依存グラフの構造上の相違によって, 見付けられなかった等値式も, グラフを変形することによって発見することができる. さらに, グラフの変形は, 別名の一部を, 特定の変数に変換することを可能にするので, 従来法では見付けられなかった等値式も発見することができる.
- 2001-05-22
著者
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