並行オブジェクト指向言語yの通信機能
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概要
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分散オブジェクト指向計算モデルでは,オブジェクトを並行実行の単位として,オブジェクト間で一対一の通信を行ない,メッセージを受理することで対応する処理を行う.本稿では,ネットワークソフトウェアを記述することを主な目的として,従来のモデルで不十分であった点を拡張した計算モデルψと,これに基づくプログラミング言語yについて述べる.計算モデルψでは,オブジェクト間通信を,一対一と一対多,通常と優先,同期と非同期,単方向と双方向の四種類に分類し,これらを任意に組み合わせて豊富な通信機能を表現可能とした.プログラミング言語yではこれらの機能を柔軟に組み合わせることで,ネットワーク環境で動作するプログラムの記述が容易に行える.
- 一般社団法人情報処理学会の論文
- 1995-03-15
著者
-
野呂 昌満
南山大学情報管理学科
-
小島 一人
南山大学 情報管理学科
-
原田 賢一
慶應義塾大学理工学部情報工学科
-
原田 賢一
慶應義塾大学
-
崔 梗〓
慶応義塾大学理工学部
-
崔 梗〓
慶應義塾大学 理工学部
-
野呂 昌満
南山大学 情報管理学科
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