依存グラフを用いたコード移動妨害領域の効果的な除去法
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概要
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優れた最適化手法である部分冗長除去(PRE)は, コード移動に基づいた手法なので, コード移動妨害(CMP)領域によってブロックされる. CMP領域はPREの情報を利用して除去できるので, PREとCMP領域の除去は相互依存関係にあることを示している. PREとCMP領域の除去を繰返し適用すると, この相互依存関係が有効な冗長除去を阻害し, CMP領域の不要な複写を引き起こす場合がある. 本稿では, CMP領域の除去とPREの繰返し適用を別々に行う手法を提案する. 本手法は, 依存グラフを用いて, 制御フローと独立に, 等価な式を決定する. そして, 等価関係を基にCMP領域を除去することで, CMPの複写を最小限にし, 後のPREにさらなる冗長除去を可能にする.
- 2000-01-19
著者
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