範疇文法における格選択制限の一手法
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概要
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本研究の目的は, 範疇文法を用いて日本語の構文解析を行う際に, 基本範疇に対して素性構造などを利用して意味情報を付加できる枠組において, 日本語の述部と名詞の格関係を特定するための選択制限の手法を提案することにある。範疇文法に素性構造の概念を組み合わせた提案の一つとして, Hans Uszkoreitによって提案された範疇単一化文法 (Categorial Unification Grammar)と呼ばれる枠組がある。本研究ではこの枠組のもとに, 格助詞の共演(必須)成分と付加(任意)成分の区別や, 提題助詞「は」による主題化, 格の交代, 二重現象などに対応することを目標としている。
- 一般社団法人情報処理学会の論文
- 1997-03-12
著者
-
関 洋平
青山学院大学理工学部情報テクノロジー学科
-
関 洋平
慶應義塾大学大学院理工学研究科後期博士課程
-
飯島 正
慶應義塾大学理工学部首理工学科
-
原田 賢一
慶應義塾大学理工学部情報工学科
-
原田 賢一
慶應義塾大学
-
木下 知貴
慶應義塾大学理工学部
-
飯島 正
慶應義塾大学
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