反復型開発のためのユーザが理解しやすい進捗状況把握支援システム(情報システム開発の支援環境と手法)(<特集>情報システム論文)

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概要

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本論文では, 反復型開発においてユーザが理解しやすい進捗情報の提示方法を提案するとともに, その実現のためにツールとして作成した支援システムについて述べる.このシステムは, 階層・包含・拡張関係が設定されたユースケースに表された機能と, 分析クラスと実装クラスを関係付け, 実装工程で逆に実装クラスからユースケースに変換することによって, ユーザにユースケースに表される機能から見た進捗情報を提供するものである.また, 進捗状況を把握することが難しいとされる反復型開発においても, 本手法を適用させることによって, ユーザのために, それぞれの反復の進捗状況に加えて, 反復型開発全体の進捗状況を, 機能を通して可視化させた.本支援システムに実際のソフトウェア開発の例題を適用し, 反復的に開発する過程をシミュレーションさせ, 本支援システムが有効であるか検討した.
一般社団法人情報処理学会の論文
2005-03-15

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