オントロジーに基づく情報家電エージェント間協調(オントロジーとエージェントとWebサービス, セマンティックWebとソフトウェア工学, 一般)

概要

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近年のインターネットや情報機器の発展により、ネットワーク化された家電である情報家電がますます現実味を帯びてきている。インターネットを通じて家電機器から利用するサービスやサポートなどが各企業の独自技術で提供できるのに対し、情報家電機器同士の連携に関しては技術の共通化や仕組みの問題等未だ解決すべき問題が多い。家電のネットワークはコンピュータのものとは性質が異なり、管理者がいる・統制があるといったモデルが受け入れられにくい、接続・離脱の操作が多い、などといった点が問題点として浮かび上がる。本研究では、情報家電間の協調動作を行うためのプラットフォームの構築を目的とし、情報家電にエージェントを配置し協調動作を行うというコンセプトの元にアーキテクチャの設計を行った。FIPAによって規定されるエージェントの相互作用プロトコルにより、家電同士の対話をもとづく、対等な立場での協調動作を行う。また、その支援のために機器の種類や機能を記述したオントロジーを用いた。適切なオントロジー記述を追加することによって、新たな機器との協調を行うことを可能とし、機器の接続・離脱時のユーザへの負担を軽減する。このアーキテクチャに基づき、本稿ではパソコン上に仮想的な家電機器としてのエージェントを作成し評価実験を行い、提案の実現可能性を確認した。
社団法人電子情報通信学会の論文
2005-01-18

オントロジーに基づく情報家電エージェント間協調(オントロジーとエージェントとWebサービス, セマンティックWebとソフトウェア工学, 一般)

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