配列の次元を考慮した大域ロード命令集約(学生及び若手(パラレルセッション:実装))
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概要
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現在のプロセッサは,プロセッサの演算速度に比べて低速なメモリと,メモリより高速なキャッシュメモリを備えていることが多い。このような構成のプロセッサ上で,プログラムを効率的に動作させるためには,キャッシュメモリの有効な利用が重要である.著者らは,前研究において,同じ配列や構造体のデータを参照するロード命令を集約し,メモリアクセス順序を連続させることによってデータの空間的局所性を高め,キャッシュのヒット率を向上させる大域ロード命令集約を提案した。しかしながら,大域ロード命令集約は,集約させる対象を同じ配列としており,サイズの大きい配列において,キャッシュミスを生じる可能性があった.本研究は,配列の次元を考慮した集約を行うことによって,従来法よりもキャッシュヒット率を向上させる手法を提案する.本手法では,同じ配列に対するロード命令でも,空間的局所性が高い次元を優先して集約する。
- 2012-07-20
著者
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