副作用を持つPrologプログラムに対するデバッガの設計と実現
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概要
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Prologは、ユニフイケーションによるデータ処理、バックトラックによる非決定的な実行などの特徴のある、強力な記述力を持つ言語である。しかし、その処理系は複雑な実行機構を持つため、Prologプログラムのデバッグは、従来の手続き型言語に比べて、困難であり、ProIogのプログラムを開発する上で、デバッガは、必要不可欠なものとなっている。Prologのデバッガは一般に次のように分類されている。1.手続き的デバッガ:トレーサに代表されるように、手続き的な計算順序に従いながら、各ステップにおける計算の状況を結果をユーザに表示する2.アルゴリズムデバッガ:バグの診断アルゴリズムにしたがってデバッガが(半)自動的にパグの特定を行なうものアルゴリズムデバッガは、宣言的言語の特徴を生かした手続き型言語にはないデバッガである。しかし、従来のアルゴリズムデバッガでは、データベースの更新や、入出力などの副作用によるバグを発見することができない場合があり、現実のPrologプログラムをデバッグするには十分ではない。そこで本稿では、副作用を持つプログラムのデバッグを目的として、バグの分類や質問項目を副作用向けに拡張し、副作用の誤りを同定できるようなアルゴリズムデバッガを提案する。
- 一般社団法人情報処理学会の論文
- 1992-02-24
著者
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