複数移動物体が存在する環境下での状況認識・呈示の研究

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概要

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複数の移動物体が存在する環境において、各移動物体の自動追跡を行い、この3D位置をネットワークを介して送信することにより、別の場所に設置されたPC上に実時間呈示を行うシステムのプロトタイプ試作を行った。まず、背景差分処理により移動物体候補領域を抽出する。次に得られた各領域を「位置情報ヒストグラム」を用いて分割し、各領域単位で重心の軌跡を求めることで、複数の移動物体の追跡を行う。領域単位で背景画像を更新することにより、背景差分処理の課題であった、背景画像の自動更新及び、対象物以外の出現・消滅や、照明の変化などによるノイズ発生の問題に対処を図った。屋内シーンにおいて、本システムの性能評価の実験を行い、その有用性を確認した。
2002-03-08

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