瞳孔径計測と視線検出による人物の内部状態推定に関する研究(テーマセッション,人の視聴覚情報処理とPRMUの接点)

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概要

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心理学の分野において,ストレスなど人物の内部状態と瞳孔径・視線の関係を解析した研究例が存在するが,内部状態の自動推定に関する研究はほとんど行われていない.本研究では,動画像処理により瞳孔と視線を同時に計測した結果に基づき,当該人物の内部状態を自動推定することを目的としている.赤外線カメラによる非拘束型瞳孔径視線方向同時計測システムを構築し,立体多義図形を用いて,知覚切替えの際に生じる心理的ストレスの自動計測を行った.瞳孔は赤外線カメラの特性により画像に濃く表れるため,明度差によって検出を行った.また,検出した瞳孔の重心と眼領域の中心の位置により視線方向の検出を行った.その結果,多義図形による知覚交替により瞳孔径の散大傾向が見られた.
2012-03-22

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