HCS2000-13 移動音像刺激を用いた平衡機能訓練システムのための基礎的研究

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概要

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ヒトの平衡感覚は視覚・前庭感覚・体性感覚などの様々な感覚入力の統合によって成り立っている。聴覚と平衡感覚の関係も無視できないものであり、ヒトの平衡感覚にとって非常に重要であると考えることができる。本報告では, 音刺激が視運動刺激によって生じる自己運動感覚に与える影響を調べ, さらに平衡感覚に与える効果を確かめた。その結果、音刺激を呈示した場合の方が自己運動感覚を抑制できることが示された。また、次に音刺激を用いた姿勢動揺への影響を、移動する音像を用いて重心動揺と頭頂部動揺の位置を計測することにより調べた。今回の実験の結果では、移動音像を呈示することで姿勢動揺量が変化し、移動音像の速度によって影響が異なる結果となった。
2000-06-09

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