遅延フィードバックカオス制御に関する一考察
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概要
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Pyragasによって提案された遅延フィードバック制御 (Delayed Feedback Control : 以下DFCと略す) は、不安定周期軌道 (UPO) を予め計算しておく必要のない、実用的なカオス制御法である[1]。しかし、DFC を離散時間系の制御に適用した場合、いかなるゲイン設定によっても安定化できない場合のあることが、潮によって証明されている[2]。本報告では、この結果が連続時間系においても成立すること、また、同一成分を持った対角ゲイン行列ではけっして安定化できないような場合のあることを示し、DFCと外カフィードバック制御 (External Force Control : 以下EFCと略す) との相違点を明らかにする。
- 社団法人電子情報通信学会の論文
- 1997-03-06
著者
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