鋭いカオス波形を教師信号とするリカレントネットの学習の安定性について

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概要

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リカレントニューラルネツトワークで鋭いピークを含む一次元のカオス波形をもとにして連続時間力学系を学習する過程こおいて、学習が安定に進まずに発散したり、発散はしなくとも学習がうまく収束しなしないことがある。本研究ではその原因を明らかにするために、教師信号に含まれる鋭いピークと大域的な誤差の変化に着目して計算機シミュレーションを行ない、学習過程を解析した。その結果、教師信号に含まれる鋭いピークの部分の学習サイクルで大域的な誤差が急激に拡大することが確認された。また、この現象は大域的な誤差の減少する方向と食い違う方向に結合係数が修正されることで引き起こされることが示された。
社団法人電子情報通信学会の論文
1996-03-26

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