結合遅延フィードバック制御について
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概要
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遅延フィードバック制御(DFC)は実用的なカオス制御法であるが、「奇数条件(値が1を超える特性乗数が奇数個)をもつ双曲型の不安定周期軌道は安定化できない」という制約があり、その解消法が現在さかんに研究されている。本報告では、奇数条件解消の手法のひとつとして、「結合遅延フィードバック」を提案する。これは、奇数条件を持つ複数個の系を遅延フィードバックにより結合しつつ同時に制御することにより、すべての系の不安定不動点を安定化する手法である。この手法の一般的な定式化と1次元離散力学系における安定条件の検討を行なう。また、結合写像格子(CML)の分散制御との関連についても考察する。
- 社団法人電子情報通信学会の論文
- 1999-05-13
著者
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