航空写真における影の存在にロバストな変化抽出手法

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概要

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航空写真の解析は画像解析技術における重要な問題の一つであり、これまでに航空写真から建造物や道路を抽出し、デジタルマップを作成する研究が数多くなされている。デジタルマップの作成には膨大な数の建造物の抽出が必要であるが、現在の航空写真の解析技術では比較的大きな建造物の抽出は可能でも、民家のように小さな建造物を自動的に抽出することは困難である。このためデジタルマップの作成は手作業で行われている。そして、一度作成したデジダルマップを更新する作業も変化した建造物を航空写真から抽出することが困難であることから、手作業が必要とされ更新頻度は低くなっているのが現状である。そこで航空写真における変化領域を自動的に抽出することができれば、手作業によるデジタルマップ更新の労力を軽減することができ、更新頻度が高くなることが期待できる。本稿では天候、撮影時刻が異なる状況の航空写真において、天候や影の影響にロバストな建造物の変化抽出手法を提案する。
社団法人電子情報通信学会の論文
1997-03-06

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