分散による解像度制御を用いたベクトル場再構成とオプティカルフロー推定への応用
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概要
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ビジョンの多く問題は,測定データからもとのデータを推定する問題として定式化できる.本論文では,観測データの分散を用いて適応的に解像度を制御することにより解の安定性,精度を向上させるベクトル場再構成手法を提案する.これは,ベクトルが1次元の場合,曲面再構成となる.まず,観測データの誤差に基づいて正則化のペナルティ汎関数の分散項を評価する手法について述べる.Fourier解析により,この分散が解の局所的な解像度を決定することを示す.正則化に際して,分散が大きい領域では粗い標本化間隔,分散が小さい領域では細かい標本化間隔となるよう制御し,また,その分散値に応じて正則化の重みを収束化の過程において次第に小さくなるよう制御する手法を提案する.この手法を動き場推定に適用して効果を確認した.
- 社団法人電子情報通信学会の論文
- 1995-07-25
著者
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