日米学習者による遠隔講義システムの評価
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概要
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本稿では、京都大学とUCLAの間をATM回線を用いたMPEG2による映像伝送で結び、約3ヶ月間にわたって行われた遠隔講義に対するアンケートの分析結果について報告する。この分析では、システムの性能、受講期間、受講者の文化的背景の相違、の3つの要因と遠隔講義への満足度の関係に焦点を当てた。その結果、(1)臨場感が満足度に大きく影響しており、遠隔講義システムにとって画質や対話性の向上が重要である、(2)システムの安定性が重要な要因となる、(3)受講期間の増加と共に満足度に影響を与える要因が、システムの性能から授業内容へと移行していく(4)アメリカの学生は、授業内容の理解に、日本の学生は、授業の雰囲気に重点を置いてシステムを評価する、以上の点が明らかとなった。
- 2000-03-17
著者
-
角所 考
京都大学総合情報メディアセンター
-
美濃 導彦
京都大学総合情報メディアセンター
-
村上 正行
京都大学大学院情報学研究科
-
美濃 導彦
京大
-
八木 啓介
アサヒ技研コミュニケーションメディア研究所:京都大学
-
八木 啓介
京都大学
-
八木 啓介
京都大学総合情報メディアセンター
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