タンタル酸リチウム系固溶体セラミックスにおける圧電特性
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概要
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タンタル酸リチウム(LiTaO_3)は、電気光学材料や弾性表面波素子用材料として利用されている強誘電体材料である。そのキュリー点(T_C)はチタンジルコン酸鉛(PZT)に比べると高いため、セラミックでは分極処理が困難であった。T_Cを低下させるために、CaTiO_3を固溶させた(1-x)LiTaO_3-xCaTiO_3セラミックスの作製を試み、その誘電特性及び圧電特性を評価した。CaTiO_3を固溶することで、T_Cが低温側にシフトし、15mol% CaTiO_3固溶体では456℃となった。電界冷却法により分極処理後、径方向及び厚さ方向の共振特性を測定し、電気機械結合係数は、PZTに比べると小さいが、15mol%固溶体でも圧電特性を有することを確認した。
- 社団法人電子情報通信学会の論文
- 2001-06-29
著者
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番場 教子
信州大学工学部電気電子工学科
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深海 龍夫
信州大学工学部電気電子工学科
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Elouadi Brahim
La Rochell University
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Elaouadi Brahim
La Rochell University
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横内 俊樹
信州大学工学部電気電子工学科
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深海 龍夫
信州大学工学部
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番場 教子
信州大学工学部
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