超音波振動を利用したTダイ押出成形金型の開発

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概要

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押出方向の微細な欠陥であるダイラインを低減するため、幅470mm押出成形工具に超音波振動を印加する振動系を構築し、その妥当性を検討している。実際の金型の構造では、超音波振動を適用するのに最適な構造でない場合がほとんどである。実際に用いられている金型に、形状の変更を最小限にとどめて超音波振動ができよう可能となる設計、及び駆動方法について検討を行っている。金型の振動解析には、有限要素法を用いるが、金型の振動設計が容易になるための工具の形状変更について検討している。そして、実際に縦振動子、及びたわみ振動子の駆動を試み駆動効率について検討を行っている。最終的に、470mmのステンレス製金型に要求する振動モードを励振することに成功している。実際に、生産ラインにおいて超音波振動援用Tダイ金型を適用し, ダイラインが部分的に減少し、有効性を確認できた。
社団法人電子情報通信学会の論文
2000-05-15

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