表面振動軌跡による振動エネルギ流れの測定とその表示デバイス

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概要

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構造物の振動による騒音の低減化のためには、まず、振動伝搬経路や振動源の探査が必要であり、振動エネルギの流れを表すベクトル量である振動インテンシティの計測がその有効な手段の一つとして考えられている。従来、1つの振動エネルギ流れベクトルを求めるために、複数の異なった場所の面外振動振幅、位相を知る必要があった。本報では、1点の表面振動軌跡、すなわち面内、面外振動成分の大きさおよび相互の位相差を、2次元加速度ピックアップ1基を用いて観測することで振動エネルギ流れを求めることを検討した。特に今回は、1次元梁についての定式を行った。また、その結果から、表面の振動軌跡を利用しエネルギ流れを直接表示するデバイスについても検討した。
社団法人電子情報通信学会の論文
2000-04-24

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