時間評価型オプティカルフローの検出(画像処理,画像パターン認識)

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概要

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1秒間に 30 フレーム程度のフレームレートで入力される画像列を用いて,各画素が次のフレームでどこへ移動したかを計測するオプティカルフロー検出手法では,動きが大きくなった場合や小さくなった場合に正確なオプティカルフローの検出が難しくなる.本論文では,フレームレートの高い動画像を用いて,任意の時刻の基準フレームと後続のフレームの間の画素の移動量が一定の大きさに達するまでの時間を計測することによって,正確なオプティカルフローを検出する手法を提案する.また,フレームレートの高い動画像の特徴を利用して信頼性の低い動きベクトルを排除することにより,安定にオプティカルフローを抽出する.合成画像を用いた実験で,提案手法により検出精度が向上し,既存の手法より安定したオプティカルフローが検出できることを確かめる.また,高速度カメラを用いて撮影した実画像に対しても提案手法を適用し,有効性を確認する.
社団法人電子情報通信学会の論文
2003-01-01

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