外套膜片移植および同居飼育によるアコヤガイ Pinctada fucata martensii の閉殻筋の赤変化を伴う疾病の人為的感染
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概要
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アコヤガイの閉殻筋の赤変化を伴う大量へい死現象の人為的再現手法と, その病理組織学的診断手法の開発を行った。赤変異常貝の外套膜片の健常貝への移植および健常貝と赤変異常貝との同居飼育により, 赤変異常が再現された。よって, 赤変異常は感染症による可能性が極めて強い。また, 外套膜と閉殻筋の病変が, その病理組織学的診断指標として有効と判断された。
- 社団法人日本水産学会の論文
- 1999-03-15
著者
-
本城 凡夫
九州大学大学院農学研究院
-
永井 清仁
株式会社ミキモト真珠研究所
-
本城 凡夫
九州大学大学院農学研究院生物機能科学部門
-
本城 凡夫
九州大学農学部
-
三輪 理
水産庁養殖研究所
-
黒川 忠英
水産庁養殖研究所
-
鈴木 徹
水産庁養殖研究所
-
岡内 正典
水産庁養殖研究所
-
永井 清仁
(株)ミキモト真珠研究所
-
中村 弘二
中央水産研究所
-
中島 員洋
水産庁養殖研究所
-
芦田 勝朗
水産庁養殖研究所
-
船越 将二
水産庁養殖研究所
-
中島 員洋
Headquarters Fisheries Research Agency
-
芦田 勝朗
瀬戸内海区水産研究所
-
船越 将二
農林水産省養殖研究所
-
中村 弘二
農林水産省中央水産研究
-
永井 清仁
ミキモト真珠研
-
鈴木 徹
水産庁養殖研
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