マダイイリドウイルスの物理化学的性状と細胞感受性
スポンサーリンク
概要
- 論文の詳細を見る
マダイイリドウイルスに対する細胞感受性を 11種類の魚類由来株化細胞を用いて検討した結果, BF-2 及びKRE-3 細胞が高い感受性を示した. これら2種の細胞をポリエチレングリコール(PEG)処理, あるいはウイルス希釈液に PEG を添加することによりウイルス力価の上昇が認められた. 本ウイルスは 15℃, 20℃, 25℃及び 30℃で増殖したが 37℃では増殖しなかった. ウイルス粒子は酸, クロロホルム, エーテルに感受性, 熱に不安定, 超音波処理, 凍結融解に安定であった. IUdR 処理によりウイルス力価の減少が認められた.
- 日本魚病学会の論文
著者
-
中島 員洋
National Research Institute of Aquaculture, Fisheries Agency
-
反町 稔
National Research Institute of Aquaculture, Fisheries Agency
-
反町 稔
社団法人日本水産資源保護協会
-
中島 員洋
Headquarters Fisheries Research Agency
-
反町 稔
National Research Institute of Aquaculture
-
中島 員洋
National Research Institute of Aquaculture
関連論文
- 単クローン抗体を用いた蛍光抗体法によるマダイイリドウイルス感染症の診断
- 貧血ヒラメの血液性状, 病理組織および単生類 Neoheterobothrium hirame の寄生状況
- 外套膜片移植および同居飼育によるアコヤガイ Pinctada fucata martensii の閉殻筋の赤変化を伴う疾病の人為的感染
- 1991年から1995年に"マダイイリドウイルス病"が確認された海産養殖魚種
- 血リンパ接種による軟体部の赤変化を伴うアコヤガイ疾病の再現
- ブリ"黄疸症"原因菌の培養特性〔英文〕
- 養殖ヒラメから分離されたVHSVのニジマス及び数種海産魚に対する病原性
- ヒラメから分離されたVHSVの諸性状
- 実験感染ヤイトハタにおけるマダイイリドウイルス(RSIV)の増殖
- 本邦亜熱帯域養殖対象魚種のマダイイリドウイルスに対する感受性
- マダイイリドウイルス病(海外からの病気の侵入)
- ウイルス性変形症原因ウイルスに対する単クローン抗体の作製
- マダイイリドウイルスに対する単クローン抗体の作製
- 養殖ブリ稚魚から分離した2種のビルナウイルスの血清学的生化学的解析〔英文〕
- マダイイリドウイルスの物理化学的性状と細胞感受性〔英文〕
- 単生類 Neoheterobothrium hirame の実験感染によって作出したヒラメ貧血症の駆虫による治療
- 単生類ネオヘテロボツリウムの攻撃試験によって生じたヒラメの貧血
- 各種海産養殖魚におけるマダイイリドウイルス病不活化ワクチンの有効性
- イリドウイルス感染症不活化ワクチンの開発
- マダイイリドウイルスの抗原解析及び他の魚類由来イリドウイルスとの比較
- マダイイリドウイルス病に対するワクチンの開発
- マダイイリドウイルス病
- ヒラメVHSウイルスに対する各種市販消毒剤の殺ウイルス効果
- 1996年から2000年にマダイイリドウイルス病が確認された海産養殖魚種
- 大量死を伴う異常アコヤガイの血球像の変化
- アサリにみられた Perkinsus 属の寄生体
- マダイイリドウイルス及び他の魚類由来イリドウイルスのマダイに対する病原性
- PCR法によるマダイイリドウイルス(RSIV)の検出
- マダイイリドウイルス病に対する不活化ワクチンの効果
- ウイルス性変形症およびウイルス性腹水症原因ウイルス浸漬感染ブリ稚魚におけるウイルス抗原発現の比較
- 養殖ブリ黄疸の病態生理
- 日本の海産養殖魚類のウイルス性疾病
- ヒラメの単生類 Neoheterobothrium hirame の卵に及ぼす温度, 塩分濃度, 塩素処理の影響
- 養殖ブリ稚魚のウイルス性変形症の病理組織学的所見
- ボラの鱗寄生粘液胞子虫Myxobolus episquamalis sp.nov.〔英文〕
- マダイイリドウイルスの物理化学的性状と細胞感受性
- ブリ“黄疸症”原因菌の培養特性
- 養殖ブリ稚魚から分離した2種のビルナウイルスの血清学的生科学的解析
- 養殖ブリ“黄疸症”の原因
- ボラの鱗寄生粘液胞子虫 Myxobolus episquamalis sp. nov.
- ブリ稚魚の“ウイルス性変形症”