ブリ“黄疸症”原因菌の培養特性
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概要
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ブリ“黄疸症”原因菌の培養特性を調べた. 原因菌はそれぞれ牛胎児血清(FBS)を 10% に加えた L-15 培地, イーグル MEM 培地, 0.85%食塩水および1/3海水での培養が可能であり, L-15 培地で FBS の添加量が多いほど増殖が優れていた. FBS 無添加では増殖しなかった. 他の一般細菌用培地では FBS を加えても本菌の増殖は確認できなかった. 本菌の FBS 添加 L-15 培地における増殖可能温度は 20〜26℃(至適は 23〜26℃), 増殖可能塩分濃度は 0.8〜4.0%(至適は 1.6〜2.0%)増殖可能 pH は 6.5〜8.0(至適は 7.0〜7.5)であった.
- 日本魚病学会の論文
著者
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反町 稔
National Research Institute of Aquaculture, Fisheries Agency
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飯田 貴次
Department of Animal, Grassland and Fishery Sciences, Faculty of Agriculture, Miyazaki University
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反町 稔
社団法人日本水産資源保護協会
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反町 稔
National Research Institute of Aquaculture
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飯田 貴次
Department of Animal Grassland and Fishery Sciences, Faculty of Agriculture, Miyazaki University
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